ネガティブな人にうまく対処する6つの方法。

ネガティブな言葉や態度は私たちをものすごく疲れさせます。

それが自分自身から発せられるものでも他人から受けるものでも関係ありません。

どちらの場合も私たちの心はおも~く辛くなってしまいます。

今回はネガティブな言葉を周りの人から浴びせられる場合の話をしたいと思います。

「今日も体調が優れないな、いつまでこんな辛い気持ちが続くんだろう。」と疲れをよく口にする人。

「あの人はお金持ちだからいいよね、人生不公平だよね。」と文句ばかり言う人。

「その仕事はあなたに向いてないよ、辞めた方がいいよ。」と人にこうするべきだと指示する人。

「そんなことして大丈夫?もし失敗したらどうするの?取り返しつかないよ。」と頼んでもいないのにいつも心配してくる人。

時に弱気になりネガティブなことを言ってしまうのは誰にでもあることで、常にポジティブでいるのもまた難しいことです。

でも毎日のようにマイナスな言葉ばかりを聞かされていると、こちらは参ってしまいます。

ネガティブなエネルギーはとても強く、風邪と同じように人に感染していきます。

いつもネガティブなことばかりを言う人たちと関わることが多ければ多いほど、たくさんのエネルギーと時間が奪われ、あなたを同じようにネガティブな気持ちにしてしまいます。

そして、いったんネガティブな考え方のクセになれてしまうと、それらをポジティブな考え方に変えることは容易ではありません。

ネガティブな考えや言動は精神面に大きく影響し、うつ病や不安症、その他の精神病に発展する可能性も大いにあります。

では、どうすれば人からのマイナスな言葉の影響を抑えることができるのでしょうか。

 相手と議論しない。

ネガティブなことばかり話している人の意見に対してどうしても納得できないこと、多々あります。

そんな時、ついついあなたの意見を主張して相手の意見を正そう(ポジティブなものに変えよう)としてしまいませんか?

ネガティブな人たちはとても強い考え方をもっており、あなたがどんな素晴らしい意見で対抗しようとしても、どれだけ相手の為だと思っても、自分の考えをサポートする理由(言い訳)をどんどん出してきます。

あなたの意見が伝わらないのは悲しいですが、彼らがあなたの言ったことで気持ちを変える可能性は低いのです。

だから余計なエネルギーは使わない。

もし返答しなければならない、もしくはどうしても伝えたい事があるのなら、客観的な目線で、感情的にならないように一呼吸おいてからにしましょう。

 心で受け止めない。

ネガティブな話が始まったら、あなたの心のスイッチをオフにしましょう。

あなたに悪影響のある言葉をわざわざ心をつかって受け止める必要ないのです。

つまりは無視ですね。

マイナスな言葉はばい菌です。

ネガティブな攻撃が始まったら、心にマスクをしてばい菌を侵入させないようにしている絵を想像することに集中してみてください。

そして、相手の言葉には、「そうだね。」「わかった。」など相手の言っている事に対して、聞いてますよ、という態度をみせるようにしてみてください。

これは理解し承認したという意味ではなく、ただ聞いているという意思表示なだけです。

家族や親友など、相手との関係性が近いほど聞き流すことは容易ではありません。

どうしても感情的になってしまうことも多いです。

でも全ての攻撃をまともに受けていたらあなたが滅びてしまいます。

あなたを守るために、うまくかわしながら相手と心の距離をとることは大切です。

 正直に気持ちを話す。

ネガティブなことばかりを言う人たちはその行為に慣れ過ぎて、相手が嫌な気分になっていることに気付いていない時も多々あります。

彼らが何をあなたに言ったのか指摘し、あなたの気持ちを話してみましょう。

例えば、「私の結婚が決まった時、私はたぶんすぐ別れるよ、結婚なんてしない方がいいよ、ってあなたは言ったよね。そう言われてすごく悲しかったよ。」

と、何を言われたのかをそのまま相手に伝え、あなたの気持ちも話します。

この時も、感情的にならないように注意しましょう。

そうすると、私の言葉はそういう風に伝わっているのか、そしてそれが相手を嫌な気分にさせたのか、と気付きそこから何か変わるかもしれません。

何も変わらないかもしれません。

でも、あなたの気持ちに対して相手がどう反応するかでその人との付き合い方も考える機会になります。

そして、あなたの気持ちを抑え込んでストレスになることはないでしょう。

◎ ネガティブに言っていることはその人自身に対する気持ちだと頭に入れておく。

例えば、信頼できる友人がいるあなたに対して「人に対してそんなに心許さない方がいいよ、裏切られた時に後悔するよ。」と言ってきたとします。

一見相手を心配してアドバイスしているようですが、それは、その本人が信頼できる深い人間関係を築けていないからそう言うのです。

もしその人が良い人間関係をもっていたら、わざわざマイナスなことを言うよりも、いかに楽しく人と過ごせるかを話したり、あなたが良い人たちに囲まれていることを喜んでくれると思いませんか?

ネガティブな言葉をあなたに向けられたら、それはその人が自分自身に言っているんだ、と考えてください。

そうすることで個人的に言葉を受けずに済み、感情的になって相手に言い返すことも少なくなるでしょう。

 距離を置く。

物理的に距離をとりましょう。

相手を一人にしてはかわいそうだから、と呼ばれればすぐ会いに行ったり、まだ一緒にいてと言われれば(もしくはそのような態度をとられれば)相手の気の済むまで一緒にいたり、優しいあなたは相手を中々振り切れないでいるかもしれません。

でも、あなたが一番大切に思うべき相手はあなた自身です。

あなたのその優しさをあなた自信に向けてあげてください。

ネガティブな人は知ってか知らずか周りを振り回します。

電話がかかってきても、あなたの気持ちがビクッとなったり、重くなったりするなら、時には出なくてもいいんです。

一緒に住んでいる人がネガティブで、あなたにストレスが過度にかかるなら、なんとかして家を出ましょう。

まだ大丈夫、我慢すれば大丈夫、私がいないとあの人はダメになる、などと言い聞かせて一緒にい続けてあなたが壊れてしまっては結局共倒れです。

心の距離をとることも大切ですが、物理的な距離をとらないと常にネガティブに圧倒されて心が休まりません。

あなたに休息を与えてください。

◎ ポジティブな人と一緒にいる。

ネガティブな言葉はあなたもネガティブにします。

あなたがネガティブで心が折れてしまうのを未然に防ぐために、ポジティブな人たちとつながっていましょう。

ネガティブも感染しますが、ポジティブなパワーもまた人から人へ伝わります。

ポジティブな人たちといることであなたの心が元気になります。

できるだけあなたの心をポジティブなものに保って、マイナスなパワーから心を守りましょう。

常にポジティブでいることは不可能だと私は思います。

しかし、それを把握した上で、人と話をしていてあなたがストレスを強く感じてしまうのなら、その人は過度にマイナスな言葉を発しているのかもしれません。

その人と関わる頻度が多ければ多いほど、あなたの心はどんどん疲れていきます。

いつしかあなたも同じようにネガティブになったり、精神面の問題を抱える事になるかもしれません。 そうなる前に、自分の心の状態に気付きマイナスのパワーに立ち向かう手段をとりましょう。

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